多発性硬化症について
多発性硬化症(MS)の患者数について

MSは白人に多い病気で、日本人では比較的まれな疾患と考えられており、戦前にはほとんど存在していませんでした。しかし近年、急速な増加がみられ、最近では10万人あたりの患者数が北海道では20人程度、全国平均でも10人以上いると推定されています。

MSは若い人に発症することが多く、平均発症年齢は30歳前後ですが、小児や高齢者が発症することもあります。男性よりも女性に多く、男女比はおよそ1:3です。