多発性硬化症(MS)
用語集
多発性硬化症(MS)に関する「は行」の
用語解説
用語集リスト

排尿障害
はいにょうしょうがい
 
頻尿、尿閉、尿量の異常、尿失禁など、排尿に関する何らかの異常のことです。脊髄に病巣ができて自律神経系が侵された場合によくみられます。
バビンスキー反射
バビンスキーはんしゃ
 
足の裏をかかとからつま先に向かってこすったときに、足の親指が足の甲のほうにゆっくり曲がり、他の4本の指は外側に開く反応のことをいいます。中枢神経系に障害があると出てくる反射です。

膝踵試験
ひざかかとしけん
 
一方のかかとを反対の足の膝につけて、すねに沿って滑らせて戻す動きを繰り返す、小脳機能をみる検査です。小脳に障害があると円滑、正確にできなくなります。
病歴
びょうれき
 
これまでにかかった病気や、今に至るまでの経過、また、検査の結果や治療などに関する経歴のことです。

ふ 

複視
ふくし
 
一つしかないものが二つに見える症状をいいます。脳幹に病巣ができたときによくみられ、眼球を動かす神経や筋肉の麻痺によって起こります。
不随意神経系
ふずいいしんけいけい

 
消化、呼吸、発汗、および新陳代謝のような自分の意識とは関係なく、その機能を調節する神経系のことです。自律神経系ともいい、交感神経系と副交感神経系の二つの神経系からなります。

平衡機能障害
へいこうきのうしょうがい
 
小脳などに病巣ができたときに平衡に異常が生じて、姿勢の維持やバランス機能に困難をきたすことをいい、めまいが起きたりします。
片側不全麻痺
へんそくふぜんまひ
 
体や顔の片側だけに運動麻痺や脱力、感覚麻痺が起こる症状のことです。病巣ができる場所によって、起こり方や程度が変わります。

膀胱直腸機能障害
ぼうこうちょくちょうきのうしょうがい
 
中枢神経系のうち、膀胱や直腸を支配している部分に病巣ができると、これらが正常に機能せず、排尿や排便に問題が生じます。
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