多発性硬化症(MS)
用語集
用語集(あ行)
用語リスト

異常感覚
いじょうかんかく
 
感覚神経に異常が生じた際にみられる、うずき、冷え、しびれ感などの症状を異常感覚といいます。人によってみられる症状はさまざまです。
一次進行型MS
いちじしんこうがたエムエス
Primary Progressive Multiple Sclerosis; PPMS
MSを発症してから長期にわたって徐々に病状が進行するMSのタイプです。徐々に悪くなっていく場合と、 病状の進行が一時的に止まったり、わずかによくなる場合があります。欧米では約15%がこのタイプですが、日本人には比較的少ないタイプです。
遺伝的素因
いでんてきそいん
 
 
 
親から遺伝子によって受け継いだ体質的要因のことで、ある病気になりやすい体質のことをその病気の「遺伝的素因」といいます。 遺伝的素因があれば必ず発病するわけではなく、多くの場合は環境的要因など何らかの発病のきっかけが存在します。
遺伝病
いでんびょう
 
親から受け継いだ遺伝子に異常があるために起きる病気のことをいいます。
インターフェロン
 
Interferon; IFN
 
 
 
 
ウイルスなどの病原体に感染したときに体内で作られるタンパク質で、ウイルスが増殖するのを抑える作用があり、 「邪魔する」(interfere:インターフェアー)という意味でインターフェロンと名づけられました。インターフェロンには、抗ウイルス作用、 免疫系への作用、抗腫瘍作用(抗がん作用)の3つの作用があり、アルファ型、ベータ型、ガンマ型の3つが医薬品として使われています。
インターフェロンベータ
 
 
 
インターフェロンベータは、免疫系を担当する細胞(リンパ球などの白血球)に働きかけ、これらの細胞の動きを調節し、 生体防御システムの一環として作用することから、MSの治療に使用されています。
インフルエンザ様症状
インフルエンザようしょうじょう
 
 
発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、疲労、むかつき、嘔吐などの、インフルエンザと似たような症状のことです。 インターフェロン製剤を投与した際に高い頻度であらわれます。

ウートフ徴候
ウートフちょうこう
 
入浴や感染などで体温が上昇したときに、MSの症状が一時的に出現したり悪化したりすることがあります。これをウートフ徴候といい、温浴効果ともいわれます。
運動失調(協調運動障害)
うんどうしっちょう
(きょうちょううんどうしょうがい)
 
 
運動の量や速度などの調整、平衡の調整や姿勢の制御を行う小脳が損傷されて、これらの運動がうまくできなくなることです。 運動失調が起きると、腕や脚の位置、体の姿勢などがうまくコントロールできなくなります。代表的なものに、歩行のバランスがとれず、 歩きにくくなる失調歩行や文字が書けない、絵が描けないなどの症状があります。

嚥下障害
えんげしょうがい
 
物が飲み込みづらくなる障害のことです。脳幹に障害がある場合に起こることがあります。
炎症
えんしょう
 
有害と判断した物質に対し、体が起こす排除反応の総称です。反応を起こした部分が赤くなったり、熱をもったり、腫れや痛みのような症状が起こります。

お 

オリゴクローナルバンド
 
 
 
 
髄液を検査して免疫グロブリン(IgG)を染色すると、血液中ではみられないバンドと呼ばれる反応が出ます。これをオリゴクローナルバンドといいます。 MSを診断するための検査のひとつで、欧米ではMS患者さんの大半でこのオリゴクローナルバンドがみられますが、日本ではMSと診断される患者さんでも、半分以下でしか検出されません。
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