多発性硬化症(multiple sclerosis; MS)の症状やその程度は人により異なりますが、疲れやすいほか、視力・感覚・運動障害などのために歩行や車内などで立ち続けることが難しいなど、配慮や援助を必要とするMS患者さんがいらっしゃいます。また、症状やその程度は日・時間ごとに変化するため、時期や状態によっては配慮や援助が必要というMS患者さんもいらっしゃいます。
MSは見た目ではわかりにくい病気です。そのため、杖や車椅子を使用していないときに車内で席をゆずってもらえない、優先席に座っていて不審な目で見られるなど辛い経験をされるMS患者さんが少なくありません。そのような経験から外出をためらっている、そのような経験をするのではないかと悩んでいるMS患者さんは、「ヘルプマーク」の使用を検討してみてはいかがでしょうか。実際に「ヘルプマーク」を身につけることで、援助が得やすくなったというMS患者さんの声があります。
(患者さん座談会動画「-多発性硬化症:Multiple Sclerosisを語る-人により異なる症状、でもみんな同じMS」より)

バイオジェン・ジャパンでは、「ヘルプマーク」の普及・啓発を目的に、社員向けにポスター掲示やリーフレットの作成、研修などを実施しています。